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ずぼら、気ままな日記です。
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プッサディー女史ご逝去

ラジオ・タイランド プッサディー(1) ラジオ・タイランド日本語放送の元アナウンサーであるプッサディー女史がご逝去されていたことを知りました。

 昨年2020年12月に体調不良で入院をされ、1か月と経たない本年2021年1月3日、13時25分眠るようにお亡くなりになられたとのことです。1949年2月23日生まれ、享年72歳。心よりご冥福をお祈りいたします。

写真はアナウンスルームでのプッサディー女史
故 山田耕嗣さんより当時いただいたものです。

 彼女の人生の中でラジオ・タイランド日本語放送のアナウンスはほんの一コマなのですが、ご逝去の報道に接し、あらためて目にする日タイ翻訳・通訳の第一人者としてのその業績は燦然と輝き、ほぼすべての追悼記事が「プッサディー・ナワウィチット先生」と敬愛の念で書かれていることに驚きます。

追悼記事ではありませんが、比較的よくまとまった記事を見つけましたので引用をさせていだきます。
【mediator】
日タイ両国の皇室と王室をつなぎ、日本語を学ぶ若者の未来を支える言葉の母。(プッサディーさん)「私と日本」vol.10

留学2年目から携わったラジオの仕事も、プッサディーさんの日本語能力の向上に大きく貢献した。「ラジオジャパン」(NHKラジオの海外放送)で、9年間にわたって英語の放送台本を日本語とタイ語に翻訳し、自らタイ語で放送。スーパーマルチな活躍を繰り広げたのだ。

(中略)

 ラジオの仕事を始めてから9年目。78年3月にプッサディーさんは帰国を決意する。30才を目前にし、一つ区切りをつけたいと考えたからだが、タイに戻ってからもラジオの仕事は継続した。

「日本ではタイ語放送をしていましたが、帰国後は、タイ国営放送局のラジオタイランドが日本語放送を始めたいというので、2年間ニュースや観光案内番組を担当しました。台本は、タイ政府観光庁から取り寄せた資料をもとに作成をして、歌でタイ語を教える番組を作ったり、人気フォークバンドのアリスのインタビュー番組も作りましたよ」



 思い出は尽きませんが、記憶(記録)を整理してから、また機会があれば続きを書くことがあるかも知れません。
[ 2021/04/24 08:40 ] BCL | TB(0) | CM(0)

駐タイ日本大使の感染ニュース

駐タイ 日本大使が新型コロナウイルスに感染

 ラジオ・タイランド日本語放送は、放送局が用意したニュースをその日の担当アナウンサーが翻訳するだけのもので、その多くは投資、観光関連のつまらないニュースばかりです。

 ニュースの項目数は小島さんの担当の日は5項目、宮井さんの担当では4項目+ニュース展望と、ガチガチ鉄板なのですが、4月7日は小島さんが冒頭に読み上げたヘッドラインに6項目目のニュースがあって、今回のテーマはその6項目目に取り上げられたあるニュースについてご紹介をします。

【ラジオ・タイランド日本語放送】
 □ 駐タイ日本大使が新型コロナウイルスに感染しました。


 タイ外務省は3日、梨田和也駐タイ日本大使が新型コロナウイルスに感染していると発表しましたが、詳細は明らかにしていません。外務省は、梨田大使は病院で治療を受けており、症状は改善していると報告しています。また、大使と濃厚接触が疑われる日本大使館職員は現在自宅で自主隔離し経過観察が続けられています。日本大使館では、大使と接触した可能性のあるすべての人へ通知している、としています。また、新型コロナウイルス感染症対策センターは4日(日)に明らかになったバンコク都内エカマイとトンローのバーやパブで発生したクラスタ87人の感染者のうち3人が日本人だったことを明らかにしましたが、その3人に大使が含まれているかは明らかになっていないとしています。


 このニュースは日本外務省を初めとして、各方面で取り上げられていますので、もう少し詳細な報道やその後の経過は適宜検索していただくとして、気が付いた点を少しだけあげてみます。

◆ニュースの項目数は加減ができる
 そもそも項目数は決められていない。決められていてもチェック機能が無い。
 このあと4/13の小島さんの担当でもニュース6項目の特異日がありました。

◆経済、観光業界寄りのニュースばかりではなく、バンコク在住の日本人向けであれば、やや三面寄りの内容であっても取り上げる姿勢が見られた。

 非常に変化に乏しい日本語番組なので、小島さんが冒頭の挨拶を言い間違えたことくらいで界隈のネタになります。また何か気が付いたら書いてみましょう。
[ 2021/04/17 08:12 ] BCL | TB(0) | CM(0)

A21にシフト

A21 9390kHz tuning(1) 20210328 今日から国際短波放送はA21スケジュールに変更ということで、明るいうちにアンテナ調整をしておくことにしました。あいにくの雨降りなので、ワイヤーダイポールのサイズ調整は諦めて、チューニングのみの再調整で済ませました。

 アンテナチューナーはJRCのNFG-97、BANDポジションは10MHzにて十分対応できています。もちろん何がしかの送信をして手が後ろに回るのは御法度なので、調整はNanoVNAを見ながら行います。

 後ろにあるのは詳細不詳のプリセレユニットです。これまで使ってきたのとまったく同じラインナップで、アンテナ直下のビニールハウス内に置いてチューニングし、その出力を家屋内へと入れています。


20210328(1).jpg調整前の状態
 昨夜までは9940kHzに合わせてあったので、ターゲットの9390kHzあたりで見るとこんな状態になっています。たかが受信用ではありますが、SWRが6くらいもあると、さすがにイヤなのでさっそく調整にとりかかります。

20210328プリセレ(5)調整後の状態
 NFG-97とプリセレユニットをそれぞれ別々に9390kHzにチューニングしてから両者を接続し、そのうえであらためて微調整して仕上げました。念のために22時からの日本語放送の前に、21時のマレー語でA21移動を確認しておきましょう。
[ 2021/03/28 11:34 ] BCL | TB(0) | CM(0)

HF+Discovery の感度差

測定風景20210320 少し気になっていたことがあったので、手を変え品を変えてもう一度HF+Discovery2台の間での感度差をデータ取りしてみました。前回のテストでは分配器についてノーマークだったので、今回は分配器の機種によって、そしてポートによって差が出ないかを含めて確認してみました。
 左の画像はテストの様子です。ポート1、ポート2を見るときには、使わないポートを50Ωで終端しています。同じことをHF+DiscoveryのBB機とCD機で、前回も使った分配器Aと、今回追加で使った分配器Bで調べました。

総合評価(2)20210320 データの読取にはSDR#を使いました。SGから-60dBmを出力して分配器に入れ、ポート1と2でデータ取りをしています。SDR#の設定は、HF AGC/off, HF Preamp/off, HF ATT/18dB, AGC "Use AGC"/チェック外しとしました。
HF ATT/18dBは平素の設定でしたので、今回はリセット(0dB)にするのを失念しています。
 SDR#で信号強度を見ていると、HF+Discoveryの温度上昇でレベルがゆるやかに変動するのがわかりました。もともと通電すると暖かくなるのは周知のことですが、そこに同軸ケーブルを接続して受信(増幅)をさせてやると、おそらく更に温度が上がり、たぶん同様にレベルが変動するのだと思います。HF+Discoveryで0.1dBでも稼ぎたい向きには、何らかのファンなり、ヒートシンクで温度上昇を防ぐと効果があるかも知れません。

 前回も書きましたが、こうした方法でのデータ取りでは0.1dBオーダーでの優劣はあまり意味がないと思います。SDR#の画面で0.1dBオーダーまで表示されているのでそのまま転記してはいますが、もとより絶対値として扱うつもりもありません。HF+DiscoveryのBB機とCD機の間で非常に微妙な感度差があるかも知れないけれども、それはおそらく誤差の範疇であろうと思います。

 また、今回は2種類の分配器を用意して比較してみました。今後の受信シーンにおいては、どちらの分配器を使うのかわからないので、今後に備えて念のために見ておく程度の意味合いでしたが、ほんの僅かな差が見られています。私にとっては0.1dBであっても0.5dBであってもあまり違いのうちには入らないので、今回はこの優劣についてはコメント無としています。

 今後は1dB未満の優劣、誤差を自分として受け入れられるような比較においては、この2台のHF+Discoveryを使ってみたいと思います。
[ 2021/03/21 09:08 ] 受信機 | TB(0) | CM(0)

RADIO SANQ 15周年記念

15周年記念特番 リスナープレゼント当選者発表RADIO SANQ 先日、愛知県瀬戸市にあるコミュニティFM放送局「RADIO SANQ」が開局15周年を迎え、そのリスナープレゼントに応募したら、なんと当選してしまった件です。

募集は第3希望までだったので、
第1希望 鰻丼2人前持ち帰りセット引換券
第2希望 たいやき5枚無料券
第3希望 道の駅瀬戸しなのお楽しみ引換券
こんなかんじでメールしたんです。

そしたら第3希望の「道の駅瀬戸しなのお楽しみ引換券」に当たりました。なんか改めて応募内容を見ると、第3希望まで全部を食べ物にしていたようで、ちょっと恥ずかしいのでありますが。

プレゼント券 プレゼント引換券が郵便で届きました。帰宅して最初は「おっ、なんかQSLが届いたかな」って思いましたが、プレゼントが瞬速で届くとは驚きでした。

道の駅瀬戸しなの20210319 プレゼント到着後の最初の休日に、「道の駅瀬戸しなの」さんまでのこのこと行ってきました。なんか全然知らなかったけど、ケーブルテレビの若い子が来ていたので声を掛けたら、翌日がこの道の駅開設10周年とのことで、前日のセッティングに来ていたそうなんですね。RADIO SANQさんは15年、こちらは10年でおめでたいことです。

15周年記念特番 リスナープレゼント当選品 道の駅の事務所でプレゼントを頂戴しました。私はまた半分露天になったような直売所で焼いているのを、そのままいただけるのかと思ってお昼を食べずに行ったので、そのあとこの道の駅のお食事処に入ることになりましたが、そこでまた新たな出会いというか発見があって、この日の午後が面白くなったという話は別のブログに書くかも知れないというオチでした。


HF+Discovery 2台の比較

2台のHF_Discovery比較AIRSPY HF+Discovery
 アンテナの比較を正確に行おうととすれば2台の同じ受信機(受信部)が必要になります。ところがこれがなかなか曲者で、落とし穴になることもあります。それが両受信機間における「個体差」です。同じ受信機だからと安心していると、実は性能に個体差があって、アンテナの優劣を見ていたつもりが何のことは無い、受信機の個体差を見ていたハメになるなんてことにならないとも限らないわけです。

 アンテナ比較の前提条件が「2台の受信機が同一であること」であるならば、それをあらかじめ確認しておかなければなりません。しかしこれはなかなかやっかいなことです。

 例えば簡単な比較方法として、1本のアンテナを2分配して、それを両受信機で受信して比較する方法があると思います。たったこれだけのことであるにもかかわらず、私の受信機とPCでは両者が僅かな時間差で処理されることによってエコーを伴って聞こえてしまうのです。比較に使う電波がローカル中波局であるならばまだしも、短波局で比較しようものなら当然のことのようにフェーディングを伴いますので、問題をさらに複雑にしてしまいます。

SG 20210306SG:シグナルジェネレータの一例
 左の画像は私の所有している松下製のシグナルジェネレータです。受信機に電波の代わりとして、比較的安定した信号を入れてやるのを目的として今回の検証に使います。これらのSGは近年は普段使いではないので、今回の検証に備えて数時間のエージングをしたうえで使っています。

 SGからの出力は中波の1MHz(1000kHz)で、出力信号の強さは-60dBmとしました。SDRのアプリケーションソフトを使われている方なら、信号強度の表示を切り替えられたりするので、そのときに-60dBmがどれくらいなのかはPCの画面上でもよくおわかりかと思います。-60dBmの信号レベルが今回の検証に妥当なのかはちょっと横に置いておきます。大事なことはSDRを壊しかねないような高出力を入れないことにつきます。また受信感度の測定でもないのですから、ノイズレベルのような微弱信号を入れるのもどうかと思います。

 SGからの出力信号は2分配器に入れてから2台の受信機、今回はAirspyのHF+Discoveryですが、そちらに入れてやります。言うまでもなく、すべての信号経路、すべての付加装置が等しくなるように接続します。逆にいうなら測定の誤差になるような余分な付加装置は使わないでシンプルなセットを組みます。

 SDRからのUSBケーブルもまたしかりで、せっかくですからHF+Discoveryに付属のケーブルをそのまま使いました。SDRのアプリケーションソフトは、今回はSDR consoleを使いました。SGからの出力が1000kHzなので、SDR consoleでも1000kHzで受信してやります。SDR consoleにはSDR#と同様にLogger機能が搭載されていて、Level(信号強度)とNoise(ノイズフロアーレベル)を時系列の数値としてcsvでエクスポートしてくれます。これをExcelで開き、グラフ化したり、フィルタからmax、minを容易に確認できたりします。

BB vs CD比較数値 20210306 1000kHz3/6のTwitterではまだエージングが十分ではなかったので、さらに数時間放置して安定したところで1分間のデータを取ってみました。これにより2台の個体差は無いわけではありませんが、非常に微々たるものとわかりました。この個体差は、例えばスペアナやレベルメーターのような測定器として見れば、信じがたい個体差なのかと思いますが、趣味のしかも簡易な受信機として見れば、まったくの誤差範囲内だと思います。

 以上の結果により、アンテナ系の比較をするときに、この2台を使って較べることにそれほどの無理はなく、その結果には一定程度の信頼性がおけるものと思います。(ただし1dB以内での優劣を比較することは無理です)

[ 2021/03/07 10:30 ] 受信機 | TB(0) | CM(0)

Mini-Whipアンテナ

Mini Whip販売品 20230305AliExpressで販売の中華なMini-Whip
 2020年6月末にオーダーして7月末に受け取りました。価格は高いのか安いのかわかりませんが$22.71でした。よくありがちな無地のボロ箱で、しかも輸送中のダメージでよたよたになっていました。

 もともとダイバーシティ受信時のノイズアンテナにしようとの目論見でしたが、ボロ箱だったのと、アンテナ部のコネクタが妙に与太って取り付けられているように見えたので、すっかり気持ちが萎えてしまって長期塩漬けモードに入っておりました。

 大型化したYouLoop を撤去した後にグラファイポールが残っていたところが物寂しかったので、このアンテナのことを思い出して設置してみました。設置したと言っても、SDRduoでのダイバーシティモードでは大した効果も得られなくて、感想としては「ああ、こんなものか」の一言で、可もなく不可もなしで再び設置後塩漬けモードとなりはてておりました。

 ところがSDRアプリケーションでの見える化によって、何でもかんでも見ているうちに、普段使いの31mb用傾斜ダイポールアンテナとの比較を思い立ち、それがなかなか良いことに気が付いたことの顛末を書き留めておくことにします。


Mini whio 設置状態 20210304中華なMini-Whipアンテナの設置状態
 給電部地上高はわずか2mほど。前述のとおりアンテナ本体底部についているコネクタに不安があったので、コネクタ部に対する荷重ストレスと防水に気を使った形にしてあります。

 グラファイとの固定方法は普通の安売りの養生テープで、防水はペットボトルの2Lを逆さまにして被せただけのものです。こんなものでも、傾くわけで無し、被せが飛ぶわけで無し、いまのところそのまんまのカタチを保っていますが、夏になったらレンズ効果なんかもあって、このままではダメでしょうね。


Mini-whip vs DP 9920kHz 20210303アンテナの比較 その1
 普段使いの31mb用傾斜ダイポールアンテナは、ラジオ・タイランドの周波数9940kHzにセットしてあります。今回の比較では9940kHzの近くで、比較した時間に出ている放送で行いました。

 放送局は中国語の局で、もちろんSDR consoleの画面には放送局名が表示されていますが、私にはまるっきり興味が無いので、ここでは単に中国語局ということで失礼をします。

 比較に使った受信機はAirSpyのHF+Discoveryが2台で、それぞれSDR consoleで制御します。HOME-Radioメニュー設定は、両者ともAGC Low、ATT off、Preamp off、Visual Gain 0dBです。その状態でのNFL:Noise Floor Levelは両者とも-130dBm程度になっています。-130dBmは「S-Units」ではS=0くらいですので、受信側にとっては視覚的にはストレスの無い位置だと思います。

 ここで黒いグラフがダイポールで、赤いグラフがMini-Whipです。一見すると赤いMini-Whipの方がNFLが下になっています。しかしながらこのNFLでの優劣は、後述する理由でただちにMini-Whipの方がローノイズだと手放しで喜ぶべきものではありません。
 
 いっぽう比較グラフで「Level」で表示されている信号強度ですが、ここでは黒のダイポールの数値が大幅にMini-Whipを上回っています。その差は10dBほどと見てとれます。SDR consoleの設定でPreampをONにするなり、Visual Gainを10dBなりにすれば、信号強度は両者がほぼ同じくらいになることでしょう。ところがNoiseレベルもそれに連れて上がることは想像に難くなく、それそこがNFLの高低でアンテナの優劣を判断できない理由となります。

 そこでアンテナから受信機までのトータルを、同じモノサシで比較できるような指標が、グラフの中の上段に位置するSNRいわゆるSN比となります。SDR consoleではcsvで吐き出される生データの中にこのSNRの項目がありませんので、Excel上でLevel-Noiseの計算式で準備してやります。その結果、両アンテナを見比べれば、両者の差はいくぶん縮まって5dB前後のところとなっています。これが9920kHzの中国語局を受信しているときの両アンテナの優劣です。


Mini-whip vs DP 9915kHz 20210303アンテナの比較 その2
 次の比較は9915kHzのBBCでの受信です。先ほどの中国語局ではSNRでのトータル評価で、ダイポールに5dBくらいに接近していたMini-Whipですが、このBBCアセンション送信波では大きく水をあけられるカタチとなりました。

 いったいこれはどうしたことかと思いますが、心当たりのある理由はいくつかあります。まず先ほどの中国語局ですが、ダイポールアンテナには両サイド方向にNullがあります。完全にNullに落ちていなくても、ダイポールでの受信にはマイナスの影響があったことが考えられます。もちろんMini-Whipは水平面無指向性です。

 次にアンテナとしての打ち上げ角の違い。比較的近距離の中国語局と、それに比べればはるか遠方のアセンション送信のBBCではアンテナの打ち上げ角が大きく影響してきます。これらの複合要因によってこうした差(優劣)が出てきたのだと思います。


Mini-whip vs DP 9940kHz 20210304アンテナの比較 その3
 最後の比較は夜間のRadio Thailand 9940kHzの日本語放送です。ダイポールアンテナはアンテナから受信機端までこの周波数に調整してあります。つまり広帯域無調整のMini-Whipにしてみればもっとも厳しい比較となります。

 ところがどうでしょう!かなりイイ線をいっています。もはやSNRの優劣はほんの数dB程度しかありません。やや短絡的ですが、結論じみたことを言えば、近隣諸国からの放送を聞く限りはMini-Whipで十分ではないでしょうか?Mini-Whipで十分ということになればそのメリットは計り知れません。たとえばダイポールを張るための敷地、展張するための支柱。場合によっては回転機構も不要になります。台風などの強風時の退避。隣近所への威圧感、倒壊時の危険性もなくなります。またアンテナの仕様的なことを言えば、同調型のダイポールに比べて非同調広帯域なMini-Whipの活用範囲の広さもあります。

 こんなアンテナが一番上の画像に写っている一式で$22.71なら、これはもう少し使い方を拡げてみてもいいかなというのが今回の感想です。
[ 2021/03/05 13:08 ] アンテナ | TB(0) | CM(0)

CMC:コモンモードチョークの製作(8)

割れてしまったコア20210223割れてしまったコア
 ZCAT3035-1330はパッチンコアとして親しまれているノイズフィルタです。屋外でテーピング無で長期間使っていると、左の画像のようにヒンジ部が割れて分離してしまいます。しかし分離しようとも、プラカバーが欠けようとも、フィルタとしての効能には違いがありませんので、今回はこれを有効活用しようと思って、ジャンク箱の中から6個分をかき集めてきました。

測定風景20210223 このところ平日にはラジオ・タイランドの日本語放送しか聞かない日々が続いていて、ノイズ対策などもそれに合わせてリニューアルをしています。ZCAT3035-1330は中波のノイズ除去のために相当多く巻き込むような使い方には不向きで、素通しから数ターンまでの使い方が便利です。と言って、これを100個も200個も同軸ケーブルに素通しする使い方が良いのかは私にはわかりませんが(^^;

 とりあえず安かろう悪かろうと酷評されているSMAコネクタ付の同軸ケーブルで巻き数を変えて、このコアがどんなものかと調べてみました。タッパーを4段も重ねているのはパッチンコアに敬意をはらっているのではなくて、スチールの机の上にごろんと置くと、てんでデタラメな結果になるので、安全距離を取っているためです。測定はこのところすっかりお世話になっているNanoVNAとPC用のSaverです。

ZCAT2回巻き20210223 今回は4個使っていわゆるメガネ型になるように配置します。上から見下ろすと田んぼの田の字です。巻き数は2回巻きから始めました。片方のコアから線を通して、向こう側に抜けたら隣のコアに入れてまた戻ります。つまり「行って来い」ですね。これを2回すると2回巻きになります。
 左の画像はその結果です。おおむね26dBくらいの減衰になっています。中波で見慣れた-40dBとか、瞬間芸で-50dBなんて具合には程遠いです。測定方法とか、測定精度とか言ってみたところで半分とか倍になるわけでもなし、相対的な傾向がわかればよしとしましょう。ということで2回巻きはボツにしました。


ZCAT3回巻き20210223 2回巻きでは減衰、周波数範囲とも全然物足りない結果になりましたので、3回巻きにしてみました。傾向として多少は減衰が深くなって、有効な周波数も下になりましたが、まだ全然なレベルです。


ZCAT4回巻き20210223 4回巻きです。
短波ローバンドに向けて下がり続け、4.2MHzあたりで-37dBに達しました。これでは通り過ぎの感がありますし、HF帯の高域が犠牲になっているので、このコアを2個横並びの並行(合計4個を田んぼの田の字)に置いてのメガネ巻きでは限界かなと感じ、他の方法を考えることにしました。


ZCAT3回巻き2段撮影20210223 コアを田んぼの田の字に配置してから、メガネコアに見立てて3回巻きしたものを二段重ねにしてみました。左の画像では単純二段重ねですが、やり方はいろいろとあると思います。例えばお互い反対向きでの平面置き(重ねない)とか、お互い同じ向きでの縦列配置とかです。このコアは接近して設置してもあまり相互に干渉しないかと思っていましたが、微妙に違いが見られて、この画像の配置の時がもっとも良く感じられました。


ZCAT3回巻き2段20230223 左のキャプチャは田んぼの田の字に3回巻きしたものを単純二段重ねしたときのものです。ようやく-40dBを超えた周波数がでてきました。


最終の2回半撮影 今回は使う場所の関係でIN/OUTを別方向にしたくて、こんな形にまとめてみました。巻き数は2回半です。これを2組作って、2か所に配置しました。せっかく二段重ねのデータをとりましたが、それは今後への方向性の確認までとしました。しかしまあZCAT3035-1330を4個、田んぼの田にすると大きいですね。まるで単一電池を4個テープ巻きしているようなイメージです。こんな苦労をしなくても、小さくて軽いコアに巻き巻きして所望の特性が得られればそれに越したことはありません。まだまだ遊べそうです。




[ 2021/03/03 15:34 ] CMC:コモンモード | TB(0) | CM(0)

移動運用の思い出

愛知県で富士山可視(4) シエスタさんのツイートに反応してしまいましたW(`0`)W
シエスタさんがリツイートされた先を見ると(一財)日本地図センター@JapanMapCenterによるツイートで、「富士山可視マップ」を簡単に参照できるウェブ地図、地図インフォ『富士山ココ』をリニューアルしました。百名山28か所から富士山を撮影した写真を追加し、撮影地点からの山岳展望を解説するCGを掲載しました。監修はもちろん当センター相談役の田代博さん」と書かれていました。

 リンクを開くと、日本各地で撮影された富士山の写真と、各地における可視マップを見ることができるようになっています。私は愛知県なのでさっそく愛知県を中心にして拡大してみました。ベースになっているのは地理院の数値地図とカシミール3Dとのことですので、むかし私たちが遊んでいたのと同じなのですが、出来栄えが天地の差で、まさに凄いの一言。

 私の住居である名古屋市とその周辺は、可視ポイントを表す赤塗りがまったくないのは、「やっぱりそうなんだよね」と落胆気味の納得なのですが、県の海岸部に目をやると、「おおぉぉ、やっぱりネ」という場所がたくさんあります。そのいくつかは、昔むかーし、50MHzの移動運用で紙の地図と睨めっこしながら行った場所です。

愛知県で富士山可視(1) その中のひとつが左の拡大図に書き込んだ矢印の場所、愛知県知多半島です。その当時、次に行く移動ポイントを決めるために、手持ちの道路地図で山頂とか稜線を丹念に調べていました。まず重要なのは車で乗りつけができそうなこと、次にたくさん呼ばれそうなこと、つまりJCC/JCGとして需要の高いところであること。そうしてある時目についたのがこの矢印の愛知県知多郡南知多町でした。

愛知県で富士山可視(2) 「たぶんこの辺りだったかな」と地図をどんどん拡大してゆくと、稜線上に神社の記号が見えてきました。「おっそうだ!神社の前で設営したよ」と次第に思い出がよみがえってきました。当時はミカン畑の中の農道を車で登って行きましたが、今こうして地図を見ると、行きどまりだった山頂公園から更に道路が延長されて、幅の広い広域農道に接続されているようです。

愛知県で富士山可視(3) 左の画像はそのときに作ったQSLカードです。無線ログをひもとくと、運用日は1986年7月20日、35年も前なのですね。リグがIC-505となっているのは、一緒に行ったメンバーが持ってきてくれたものでしょう。アンテナのCL6DXは私が出したと思います。11時ころにその日最初のQSOをして、最後の記録が14時前ですので、わずかな時間内で3人が代わる代わるにOPしたということで、QSOの局数は少なかったようです。

 祝日の朝、シエスタさんのツイートで懐かしい思い出に浸ることができました。




[ 2021/02/23 09:19 ] アマチュア無線 | TB(0) | CM(0)

Logger機能でSDRの見える化

SNRグラフ SDR console 20210220 SDRの帯域記録/再生ソフトでSNRのlogger機能搭載で先行していたSDR consoleで得られたデータをもとに、Excelでグラフ化したのが左の画像です。下から順にノイズのフロア(Noise)、信号強度(Level)、そして上段がSNRとなっています。もっとも、SDR consoleで得られるデータはNoiseとLevelだけなので、グラフ化する前にExcel上で差し引きの計算をしておく必要があります(tnx JH5GON OM)。

 今では大変フラットで気持ちの良いNFLですが、当初はやや暴れていました。それが聴感にどれだけ影響していたのかはよくは分からないのですが、知らなければよかった受信状態が見える化してしまったわけです。いちど見えてしまったものは仕方がないので、いろいろと調べたところ、屋外に設置していたプリアンプのONでNFLが暴れていることに気が付きました。私の受信環境ではプリアンプは必須でもないので撤去したところ、この画像のような状態になりました。その過程で副次的に、プリアンプが壊れていて何ら増幅していないことが発覚したのは嬉しいような情けないような誤算ではありましたが。そういうこともあって、この三つの要素をグラフ化できたということは、今まで見えなかった受信状態、受信環境を見られるようになったということですので、受信改善に大いに利用可能だと考えています。

SNRグラフ SDRsharp 20210220 SDR consoleの次にこの機能が実装されていることに気が付いたのはSDR#(SDR sharp)でした。はじめはSNRだけの単要素だったのですが、ご厚意でPeak、floor、SNRの3要素実装となりました。

 左の画像はそのSDR#でのデータをグラフ化したものです。また、データはSDR consoleと同一時間にloggingされたものです。両者の違いは、データの記録時間の間隔です。一方のSDR consoleの分解能は50msで、他方のSDR#は0.1secと表示されています。つまりSDR consoleのほうが倍密度でデータが取得できる仕様になっています。ところが実際にはPCの能力などもあるのでしょうが、そう単純に倍あるいは半分にはなっていないようですし、仮にそうなっていたにしてもExcelでのグラフ化とキャプチャの段階で潰れてしまいますので、それほど神経質になる仕様差ではありません。

SNRグラフ 両ソフト比較(2) 20210220 上記のデータは2台のHF+Discoveryを使いました。両者にはその直前でアンテナからのケーブルを2分配して接続してあり、両者で異なる機器は接続してありません。

 両者はともに帯域記録のSamplerateを192ksps、受信選択度を10kHzにしてありますが、それぞれで独自の設定項目については「ベストと思える条件」になるようにしてあります。SDR consoleではAGC low、ATT off、preamp off、Visual Gain=0dBで、SDR#ではHF AGC off、HF preamp off、HF ATT=18dBです。

 左の画像においてノイズフロアは赤:SDR#が高くて、黒:SDR consoleが低いのですが、これはどちらが静かあるいはノイジーと言うものではなくて、「ATTの設定がたまたまそうなっていただけ」のことです。つまりATTの減衰量が違うからノイズフロアも違うし、信号強度も違っています。ところがその差引であるSNRに目を転じると、両者にほとんど違いがないことに気が付きます。

 むかしは受信機(トランシーバー)にSメーターしか見える指標がなくて、外付けでプリアンプを付けようものなら景気よくSメーターが触れたわけです。しかしそのうちに、Sが9より下に下がらないなんてことに気が付いて、それをカラS(空S)などと言っていました。現代であれば、まだひと手間かかりますが、こうしてSNRを見ることによって、あるいはコントロールソフトのメーター表示をSNR表示に切り替えることによって、プリアンプのON/OFFでSNRがどう変わったのかを見ることができます。

 最後に、受信機の指標としてのSNRですが、その指標が万能ではなくてほんの一部分にすぎないことは言うまでもありません。しかしながらIP3であるとか、DRあるいはNFであるとかはまだまだ私たちが手に入るSDRとそのコントロールソフトでは見える化できていません。それが実現するのが先なのか、ラジオ放送が終焉を迎えるのが先なのか、ちょっと微妙になってきました。
 また、このような比較をご覧になられる方に、こちらの方が高性能とかの印象操作をするつもりは毛頭ありませんので、かってな妄想はお心の中だけに留めておいてください(笑)
[ 2021/02/21 16:34 ] BCL | TB(0) | CM(0)

SDRsharpのSNR logger機能

Rev 1800の画面例 SDR#(SDRsharp)のRev.が1800になったところから、従来から実装されていたSNR loggerの機能が拡張されました。SDR#の従来のSNR loggerはcsvでSNRだけを吐き出す単機能でしたが、このRev.1800からはSNRに加えてPeakとfloorがデータに含まれるよう拡張されました。これで従来SDR consoleのlogger機能を使ってグラフ化していたものが、SDR#でも同様にできるようになりました。

 SNRとはWikiから抜粋すれば「信号雑音比 (signal-noise ratio) または 信号対雑音比 (signal-to-noise ratio) の略。S/N比、SNR、S/Nとも略す。」となります。比というとなんかピンときませんが、学術的なことは置いておくと、本稿では信号強度-ノイズレベル=SNRと定義したいと思います。信号強度は上の画像で、電波の山の高さのことです。そしてノイズレベルとは、分かりやすく言えば電波が何も出ていない周波数のノイズだけの強さです。この両者の差の絶対値がSNRと呼ばれます。

 SDRの受信画面では縦軸の単位として昔ながらの「S(メーター)」とか、強度の物差しとして「dBm」が用いられていますが、SNRを計算するときにはdBmを単位とします。そして引き算した結果のSNRはdBであらわされます。

 また、信号強度はSINPOコードのSのことを我々はむかし"Signal strength"と教わりましたが、SDRのloggerによっては表記がまちまちで統一感はありません。たとえば信号強度、雑音強度、信号対雑音比をSDR#とSDR consoleがどう表記しているのか調べたら、SDR#では(Peak,floor,SNR)で、SDR consoleは(Level,Noise)となっています。両者は似て非なるものなのかも知れませんが、そこまで理屈をこねて疑い深く調べるスキルはありませんので、現在得られるデータと、表記されたデータ名で以下進めてゆきます。

SDRsharp SNR 20210218 左の画像はSDR# Rev.1800から得られたcsvをExcelで開いた時のデータの一部です。このデータを使ってExcelでグラフ化します。五つあるデータ項目のうち、Frequencyはグラフの要素にはしませんので項目列ごと非表示なり削除します。
 Timestampは注意しなければいけません!グラフの横軸を時間にするのですが、このcsvから得られる時間は実はこのロガーを稼働させている時間を表しています。つまり実際の受信時間ではないのです。データを取るためには実際に聞くなり、再生しなければなりませんが、例えば週末に1時間分の放送を帯域記録で聞いてデータが取れて、開いたcsvに記録されている時間が週末のまったり時間であったならどうしましょう。そんな時間には実際には放送されていませんよね。それでTimestampの項目だけ、適宜補正をして、データとして利用できるようにします。もちろんリアルタイムに受信して、放送終了後にcsvを開く場合は補正がなんら必要ないことは言うまでもありません。

SNRグラフ SDRsharp 20210218 左の画像はそうしてグラフ化したものです。
横軸にラジオ・タイランド日本語放送の放送時間、縦軸に上半分が(dB)、下半分に(dBm)をとって、Peak、floor、SNRを描画させています。
 SDR consoleではcsvにSNRが含まれていないので自分で計算式をいれてやりましたが、SDR#では最初から項目としてSNRがありますので一手間省けています。しかしながら、SDR consoleでは常に放送時間を実際の時間で表示してくれていましたが、SDR#では前述のとおり、loggerの記録時間を表示していますので、それを補正してやる必要があり、どちらが「ひと手間」かと言えば、SDR#の方が手間であると言わざるを得ません。SDR#でSNR loggerの時間補正をする方法としては、受信時間のどのタイミングからloggerを起動したのか覚えておく必要があります。
 例えばラジオタイランドの日本語放送の開始は2200JST(1300GMT)ですが、そのちょうど1分前の59分00秒から帯域記録のSNR loggerを起動したことにすると、csvのTimestampが12:59:00で始まるように加減してやればよいことになります。差分補正だけとは言っても「差分」はどこを見ても書いてあるものではありませんから、最初に書き留めておかないとわからなくなってまい、また延々と番組を再生しなければならないので、これは「なんとかしてよ」と泣きつきましたが、「代わりにExcelを勉強してね」とつれないお返事で、今のところ事前に書き留めておかないことにはどうしようもありません。

 これでSDR consoleとSDR#(sharp)のSNRがほぼ同じ土俵に上がりましたので、いろいろな条件の元で、両者のどちらを選択するかの客観的な比較ができそうです。


[ 2021/02/20 16:15 ] BCL | TB(0) | CM(0)

SDR consoleのlogger機能

ペンレコーダー 放送技術S59-2ペンレコーダー むかし私たちが入門したころは、まだパソコンなど無い時代でしたから、受信記録はひたすら紙と鉛筆、たまにカセットテープレコーダー、一部のお金持ちがオープンリールで録音していたくらいでした。しかしプロの世界がそれでは仕事になりませんから、その場合は左の画像のようなペンレコーダーで記録を残していました。ペンレコーダーとは極めて単純に言えば、Sメーターのような針先にインクが付いていて、それを一定速度で繰り出されるロール紙に記録する外部装置のことです。この画像は「放送技術」誌1984年2月、論文名は「中波電測用車載型ループアンテナ」から転載させていただきました。

 装置の形状は記録できるチャンネル数と、ロール紙かつづら折りの紙かのパリエーションで多少の違いはありましたが、中学生の頃は暇さえあればノートに受信機、アンテナ、ペンレコのシステム構成を落書きしていたものです。受信機とアンテナは何度となく買ってたり作ったりしてきましたが、ペンレコだけはどうしたものかと方法を模索しておりました。このたび苦節40年とも50年ともして、ようやくそれが実現できましたのでここに記録しておきます。


Screenshot-2021-02-07-095124.jpegSDR consoleでの受信中のキャプチャ
SDRのコントロールソフトはいくつかありますが、私の場合は近年はこのSDR consoleがいちばん使いやすかったのですが、SDR#にACCCの機能が搭載されたタイミングからしばらくSDR#ばかり使っていました。しかし正月休みにYouLoopを撤去して、31mb用の傾斜ダイポールアンテナを作ってから、軸足をRadio Thailandの日本語放送の定時記録に移していました。


SNR分布図20210206 そんな中、とあるSDR#の新Ver.でのタイミングでSDR#に信号強度のlogger機能がプラグインされているのに気が付きました。試しにインストールして、吐き出されたcsvファイルをExcelでグラフ化したところ左の画像が得られました。私としては長年の懸案に対してこれはこれで達成感はあったのですが、Twitterで@JH5GON OMよりSDR consoleにも標準で搭載されているよとのご教示をいただきました。少々深いところに入り口がありましたので、ほんのその近くまで毎日行っていましたが気が付いていませんでした。


Screenshot-2021-02-07-095124.jpegSDR consoleにおいてこの機能はSignal Historyというところにあります。本家本元のWeb pageに解説がありますので、併せてご参照ください。
左の画像において、上からリボン(メニューバー)、スベクトラム表示、 ウォーターフォールと続き、一番下に右から左に進行する波形があります。これがSignal Historyの画面です。通常は信号強度の時系列変化が描画されるのですが、オプションをチェックすることによってNFL:ノイズフロアーレベルも同時進行で描かれます。この最下段のペインは周波数データベースで使われる方が多いと思われます。その場合は後で帯域記録を再生しながらでも機能するので、使うシーンによって選べは良いと思います。Signal Historyの画面の左側にほんの小さなアイコンが縦に3個並んでいます。上から順にEnable、Restart、Menuになっています。・・・でアイコン表示されている3番目をクリックするとConfiguration/Export dataの設定画面になりますので、Export dataの画面で設定を入れたうえでExportボタンを押せば任意の場所に、任意の名前でcsvファイルで保存ができます。


SNRグラフ 20210212 無事にcsvが吐き出されたら、Excelなどを起動してグラフ化します。本家本元のweb pageではサードパーティーのグラフ化サイトをリンクしていて、面倒を省いているようですが、こればかりは使う人の好みになります。私はExcelでグラフのヒナガタを作っておいて、受信ごとにそこにデータを入れています。これをいちいちExcelで毎回作り込むのは大変です。
SDR consoleのcsvにはSNRのデータがありませんので、Excel上でLevelからNoiseの数値を差し引いてやることがヒントといえばヒントでしょうか。もちろん、SNRが必要なければcsvで用意されているSignalとNoiseのデータのみ利用すればよいのです。なぜにSNRかと問われれば、使う人の設定の好みや外部装置によってSignalはいかようにも変わります。また自分だけであっても、設定の変更や新しいブリアンプ、分配器を付加するかも知れません。そんなときに変わらない物差しとなるのがSNRの数値だと思うからです。Excelのグラフについては、ド素人の私のグラフよりも、現役バリバリでプレゼン上手な方々の方がセンスのあるものを作られると思います。

最後に今後の展開としては、ノートパソコンにインストールしているSDR consoleを車載で開き、FMアンテナからのSignal Historyデータを蓄積して、併せてGPSの位置情報も記録して、双方を適当に時系列でリンクさせれば、FM放送の電界強度マップが作れるのではないかと考えています。これは町内のマップでもいいし、山登りのコースマップに重ねても面白いと思います。
[ 2021/02/13 08:17 ] BCL | TB(0) | CM(0)

アンテナチューナーの屋外設置

9940kHz20210120twitter(1).jpg 私の現在のアンテナは31mb用の傾斜ダイポールなのですが、バンドの中ほどで共振するように作りましたので、ラジオ・タイランドの日本語放送を定時記録しようとすると、だいぶ周波数が離れているのでこの画像のようなマニュアル式のアンテナチューナーを使っています。

 HFトランシーバーにオートアンテナチューナーが内蔵されたり、オプション販売されるようになって久しく、このような外部のマニュアルアンテナチューナーは周辺機器メーカーしか販売しなくなりました。インピーダンスの整合範囲はあまり広くないので、少なくとも同軸ケーブルで引き込むアンテナくらいが整合の対象です。

 私の場合はもちろん送信する目的ではないので、共振周波数9,640kHzでV.SWR:1.29が、ラジオ・タイランドの9,940kHzでV.SWR:1.75くらいになっていたとしても「それがどうした」程度ではありますが、ひと手間かける楽しみとして使っています。

 ところがただですら狭いラックの上が、あれやこれやで狭く感じだしたので、このアンテナチューナーを外に出すことにしました。

設置場所のビニールハウス20210205 設置場所はたまたまアンテナの給電部の真下にあるビニールハウスにしました。ここに同軸ケーブルを引き込めば、一時期やっていたように、ここを隠れ家としても使えますので。







ビニールハウス内の設置の様子20210205 こんな感じで据え置きました。引き込んだケーブルは自作のCMCを通してからアンテナチューナーに入れます。ここで一手間でも二手間でも気のすむまでチューナーを弄り倒して整合をとります。
 横に置いてある小物入れ(レターケース)はプリアンプです。これも要るのか要らないのか議論はありますが、入れたところでSDRのHF+Discoveryが飽和するわけでもありませんので、部屋まで同軸ケーブル30mとさらに2分配していることもあって気休めで入れてあります。




NanoVNA Saver 20210205 アンテナチューナーの調整はNanoVNA Saverをノートパソコンで見ながらやりました。オリジナル単体のあの小さな画面と、反応の悪いタッチパネルではとてもじゃないけど使いたくはありませんから。
 調整はとりあえず9,940kHzにおいてV.SWRが最低になるように合わせておきました。もともとが9,640kHzあたりに共振しているので、ベストに合わせたつもりでも低い方が更に良い数値になっていますが、他の局も聞きますのでそれはそれでOKです。
下の動画はチューナー移設後のものです。何がどうなったって、何も変わっちゃいないのですが、とりあえずラックの上がチューナー1台分空いたってことです。

[ 2021/02/07 08:00 ] BCL | TB(0) | CM(0)

SDR Consoleのマーカー機能

SDR Console全体画面20210131

SDR Console
 どこのメーカー製のSDRであってもわりと汎用性が高い、そのまんまSDR用のコンソールなソフトです。私もしばらく前まではこれがいちばん手に馴染んで、こればかり使っていましたが、SDR#に新しいキャンセリング機能がプラグインされたタイミングからそちらに鞍替えしておりました。ところが昨年末にYouLoopを撤去してしまい、中波から軸足を短波に移したことによって、コンソールソフトも元に戻そうかと考えておりました。

 日頃Twitterで懇意にさせていただいている方々が上げられているSDR Consoleでの受信画像に、各周波数ごとに放送局名が引き出し線とともに表示されていることに気が付いて「あれイイナ」と思ったのが、今回のブログ記事のキッカケとなりました。その機能に何かピッタリの検索ワードがあるのか無いのか、なかなかその設定手順のWebページが見つけられず、ときおり思い出しては検索を繰り返しておりましたが、本日、Twitterでお世話になっている方々にお問い合わせをして、それをもとになんとか自力解決できましたので、忘れないうちにここに残しておきたいと思います。


手順1 周波数データベースの入手
SDR-Radio.com>Console>A-M>Frequency Database
Frequency Database - Software Defined Radio このあたりから入手します。

周波数データベース20210203(1)

ここではSDR Consoleの周波数データベースとしてサポートされている6種類が、ダウンロードサイトとともに簡単な説明で紹介されています。これらのデータベースはもともとはSDR Consoleのウインドウ下部に表示させるためにあるのですが、今回の、メインスペクトラム画面内での表示も、まさにこのデータベースの一部ですので、手間を省くために同じものを使おうと思います。従いまして、もうすでに周波数データベースを利用されている場合は、わざわざ新たにダウンロードする必要はありません。


手順2 周波数データベースを確認する
今回新たにダウンロードした、あるいは従来から使っている周波数データベースを開きます。今回の目的には「csvファイル」からのの読み込みが必須になりますのでその確認です。ポイントは次の通りです。

・データベースの項目を周波数、放送局名の順にしておくこと
・もしもtxtファイルであったなら、csvファイルに変換しておくこと

周波数、放送局名以外の項目、データはできることとなら消去しないで、そのまま残しておきます。

手順3
SDR-Radio.com>Console>A-M>Markers
https://www.sdr-radio.com/markers
私のやりたかった機能は「マーカー(ズ)」ということが初めてわかりました。詳細な手順は上記の本家本元に譲るとして、簡単にポイントを記しておきます。
SDR Consoleのメインウインドウから、メニューバー>View>Spectrum>Markers>Configurationと進んで設定画面を出します。上からEnable、Markersをチェックします。その下の段にて下向きの▼ラジオボタンを押すとファイル操作メニューが現れますので、「CSV:Import」を選びます。表示されたImportの画面から、Filenameのところに「手順2」で確認した周波数データベースを指定します。
データの件数が多いとそれなりに時間がかかりますので、しばらく放置しておいてください。
データの読み込みが終わったら、Frequencyは「Hz」のままで、OKボタンを押して設定を完了させます。このFrequencyがHzなのかkHzなのかが結構クセ者で、設定したのに反映されないときにはここを疑うとよいと思います。

これですべて完了して、メインスペクトラム画面内に表示されるようになったと思います。

ところで、元のcsvファイルをスクロールしますと同じ周波数で同じ局が幾行も表示されていることに気が付くと思います。これは同じ周波数で時間と言語を変えて、同じ放送局が延々と放送を続けているからです。元のcsvを見ればどこかの項目が違っているために行(レコード)が分けられていることがわかるのですが、このマーカーズでは周波数と、局名しかデータとして取り込まないためにそうした一見して重複行とも見られる箇所がメイン画面に同じ放送局名が何行にも積み重ねられることを心配しますが、そうならないような配慮がなされているようです。

取り込んだデータは本来なら同じ放送局名が前述の理由で並ぶハズなのですが、実はそうなってはいなくて、放送局名のところがGMTのような数字に置き換えられています。Excelを使う方でしたら重複行の削除ができますが、そうではない方もいますし、何より手間ですから、理屈はよくわからないのですがそうした仕様になっていることはありがたいです。

しかし裏を返せば、時間情報をデータとして取り込まない以上は、メイン画面に表示されるこのマーカーズという放送局名は実際にオンエアされているものではないので、その使い方としては限定的といいますか、お飾りみたいなものかも知れません。
[ 2021/02/06 08:17 ] BCL | TB(0) | CM(0)

真空管FMチューナーの組立

91F0CEIcyUL.jpg 音楽之友社発行のムック本「電波を受信せよ!真空管FMチューナー」と特別付録:「ラックスマン製真空管FMチューナー・キット」という内容。

 なにせパッケージの外観は書籍そのものなので、いつ購入したかも忘れて積ん読状態になっていたのを発掘。どうせ新コロで会社は計画休業で在宅、ヒマしていたので開封してみたという図式。

 扉(表紙)をめくると組み立ての手順が事細かに書かれていて、必要な工具はドライバーとラジペンのみとのこと。これならば誰にでも組み立てることができるだろう。

 Amazonで現在のレビューをつらつらと眺めると、真空管はたしかに使ってはいるが、FM放送の受信そのものは「基盤の裏側についている小さなICが本体です。真空管はただの飾りで何の動作もしていません。」と書かれている。どうでもいいけど「基盤と書くなよ、基板だろ基板」という誰かの苦言が脳内で聞こえてくる。

 実際のところは別のレビューで「ラジオの心臓部はFM放送を受信する為に必要な総ての機能を1個のICに内蔵した、シリコンラボラトリー社製の「Si4831」DSPラジオICで、少ない外付け部品でステレオのオーディオ信号が出力されます。」とも書かれている。つまり真空管はお飾りではないが、低周波増幅をちょいとやらせて、真空管風味を持たせているのだろう。そのキットが定価16,500円らしいのは高いのか、許せないのか知らないが、結果的にそういうものと妥協しなければこうした遊びはやってられないと思う。

 キットの組立は何も悩むところは無かったが、作業工程の大部分を占めるケースのタッピンビスの締め込みがかなり固いので、手の平の皮がずる向けするかと思った。電ドラ使おうかとも考えたが、バカ穴にするのもイヤなのでヒーコラ言いながら愚直にやってみた。



 完成したので試しになんか聞いてみた。いや、なんせ周波数が読めないので、本当に「なんか聞いてみた」わけ。いちおうフロントパネルのダイヤル周りには、78/87、83/98、90/108の各MHzがプリントされているが、40年前のNHKと民放1局時代ならともかく、これだけコミュニティFMが乱立していると、一体全体何がどこやら分かったものではない。

 上の動画は本体のLINE OUTから音声を取り出して、カメラのマイク端子に接続したもの。サンプルがコミュFMなので、音が良いのか悪いのかよくはわからないが、まあ普通には聞こえている。
[ 2021/01/30 12:10 ] 受信機 | TB(0) | CM(0)

HF Preselector(3)

前記事
・HF Preselector(2) [2012/06/09]
HF Preselector(1) [2012/05/19]


20210128(1).jpg 前記事から実に9年ぶりとなるHF Preselectorの
ブログへの登場。
わがシャックの受信機もSDRになって久しく、こうした
プリセレ、カップラを使用するシーンも最早無くなった
ところでの再登場です。

 再登場のキッカケは、短気をおこしてYouLoopを撤去した
ところから。
代わりに作ったアンテナが、なんちゃってながらも31mb用の
DPなので他のバンドを聞くときのほんの気休め程度の効果を
期待してのこと。

 さて、前記事にも書いてあったけど、このプリセレは今だに正体不明のまんま。
コンパクトながらも結構しっかりした作りになっていることから、航空機搭載機器の一部ではなかったかと
思いますが、よくはわかりません。
画像のパーツは左側の本体に対して右側は、奥側がチューニングインジケータ部で、右側手前がそのカバーと
なっています。チューニングインジケータ部の右のメーターは周波数目盛りの回転盤で、これはチューニングの
シャフトとギアによって連動しているだけ。左は電圧計だと思われますが、この画像一式の中ではどこにも
接続先が無く、このメーターを生かすには適当なSメーターの回路に見つけて接続してやる必要がありそうですが、
それこそ後述しますが現代的な使い方の中では無用の機能かと思います。

9940kHz同調の波形20210126 NanoVNA-H4を使っていますが、これをSaverを使ってPCで
コントロールするととても便利なものになります。
31mb用のDPはシャック内でCMCとGalISOを通した後で2分配
しています。片側はアンテナチューナーNFG-97を通してから
Airspy HF+Discoveryに接続してRadio Thailandの日本語放送の
定時記録用にしていて、他方が今回このプリセレで追加
セッティングした部分になります。

 左の画像でいえば、ラジオ・タイランドの日本語放送を
ポータブルラジオでも受信しようとしたときのセッティング例です。
調整はいたって簡単で、ポータブルラジオの代わりにNanoVNAに接続して、画面を見ながらSWRが最低になるよう
プリセレをチューニングするだけです。現代的にはこの手法が使えるので、もはや受信機からSメーター用の
電圧を取り出さなくても良いわけです。

 ただまあ、NanoVNAでは50Ω基準で見ているだけなので、接続する受信機の入力がどうなっているかは
いっさい考慮しませんから、本当の意味ではベストチューニングにはなっていないとは思います(^^;
ゆえに気休め程度の効果の期待なのですが。

それでは、実際の受信例です。



この例ではアンテナケーブルを別のGalISOを通してから、ICF-SW7600GRの外部アンテナ入力に
接続しています。受信音はLINE OUTから取り出して、カメラのマイクジャックに入れています。



[ 2021/01/28 09:36 ] BCL | TB(0) | CM(0)

FDM-SW2 今さらアッブデート

Ver3027の画面スクショ DRM放送の受信にはさほど興味はないのですが、
たまーに「あと数分でDRM始まるけどどーよ」みたいなフリが
入っても困るので、平素から準備しておくことに越したことは
無いわけなのです。

 と言って、付加装置とか専用アプリのインストールもハードルが
高いので、ここは手持ち品で乗り切れないものかと考えた記録を少し。

 いろいろと調べてみると、どうやら手持ちのELADのFDM-S2と、同社の純正アプリFDM-SW2との組み合わせだと
そのまんまでDRM放送がデコードできるらしいことがわかりました。

KTWR20210109(1).jpg 昨夜、ど さんがTwitterでKTWRのDRM放送について発言
されていましたので、アプリの手順を何も確認しないで適当にやってみました。
2021年1月9日 20時30分-21時00分 9910kHz
FDM-S2にアンテナとUSBケーブルを接続してからFDM-SW2を起動。受信モードを「DRM」にして周波数を9910kHzにセットすると、
ほどなくしてこんな画像が表示されました。

 ではということで、ついでにFDM-SW2を最新版に更新しておくことにしました。
ELADのSoftwareのページから、FDM-SW2の最新版を探してみます。
私がPCに入れているVer.は3.027でまったくと言っていいほど更新をしていません。
サイトを調べたところ、最新版(Current release)は3_037_FDM-SW2_Complete.zipというパッケージに
入っていることがわかりましたので、それをダウンロードしてインストールしました。

 Ver3.037 は昨年の7月7日のリリースのようです。たぶん私はFDM-S2を購入した時に付属していた
プログラムCDから Ver3.027 をインストールして、そのまま放置していたようです。
無事インストールして再立ち上げしたFDM-SW2は、アップデートの直前まで受信していた周波数をそのまま
表示してくれました。当たり前と言えば当たり前ですが、こういうところは嬉しい仕様だと思います。

[ 2021/01/10 17:48 ] BCL | TB(0) | CM(0)

31mb用傾斜ダイポール(2)

改めて測定20200106 NanoVNAにしてもAA-230PROにしても、屋外で画面を
見ようとすると暗かったり、反射してスマホ撮影できな
かったりします。無理に撮影しても自分の顔まで写り
込んでしまう失敗作ばかりで。

 そこで今回はノートパソコンを屋外に持ち出して、Nano
VNAやAA-230PROをUSB接続して、PC側からこれら
測定器を制御し、最終的にスクリーンショットを取ることに
しました。

上の画像ではノートPCの左側にNanoVNA-H4を置いています。
ノートPCにはあらかじめ制御用アプリをインストールしておきます。

手直し後(1) 元日から使用している傾斜ダイポールアンテナの状況を
確認してみました。アンテナの片端はタワー上部で14mくらい、
他端は10mのグラファイポールの上2段抜きで7mくらい、
測定時の給電部高さは約8mです。
 測定用の同軸ケーブルは1.5D-2Vを10m使用しています。
これは300÷10(MHz)x1/2λx短縮率67%=10.05mの近似値
狙いですが、周波数が少し違うし、どこの馬の骨ともわから
ない同軸ケーブルを短縮率も事前測定しないで使う暴挙
なので、初めから誤差ありき、ぶっつけ本番、つっこみ無しという条件の下での測定となっています。
逃げ口上はこれくらいにして測定結果を眺めてみましょう。スマホで撮影を試みることが、まるで無駄骨の
ようなスクショが得られました。それによれば、V.SWRの底は9600kHzあたりにあります。
測定スパンは9000kHz~10MHzまで取りましたが、31mbとして見れば9.3~10MHzがV.SWR1:2に
十分に収まってくれたようです。

手直し後(5) AA-230PROはもう年代物なので、NanoVNAでさらに
測定してみました。
NanoVNAによる測定では、共振点は9640kHzでそのときの
V.SWRは1.29となりました。やはりAA-230PROとは微妙に
違いましたが、「そんなもん違ううちには入らない」レベル
だと思います。



DP for 31mB(5) 給電部のマッチングトランスは巻き数比で5t:7tです。
すなわちインピーダンス比で25:49ねらいです。
今回の測定結果では、共振点である9640kHzで
インピーダンスは約40Ωなのでもう少し変換比を少なくしても
よさそうです。巻き数比5:7を5:6にすると、今のままでも
55Ωくらいになりそうです。

 でもまあ、私のことですからすぐにこのアンテナにも
飽きて他のアンテナを試したくなりますので、このままと
しておきましょう。



[ 2021/01/09 14:17 ] アンテナ | TB(0) | CM(0)

31mb用傾斜ダイポール

DP for 31mB(1)傾斜ダイポールアンテナ 31mB用
 短波放送局の減少とともに軸足を中波に
移していましたが、正月休みを利用して
31mb用の傾斜ダイポールアンテナを作って
みました。

 昨秋、ラジオ・タイランドの日本語放送が
一時休止となりました。一時休止は前年にも
あったことでそれ自体珍しいことではなかった
のですが、今回はTwitterやFacebookで
このまま番組が廃止になるかも知れないと
ニュースソースをはっきりとは示されない
情報が上がっていました。

 ことの真偽、善悪はともかくもかかる事態が
本当に起こってしまったら悔やまれるので、
ここは一念発起して、いつその日が突然、
なんの事前告知もなく来ても対処できるように
できるだけ毎日定時記録しておこうと考えました。


 ラジオ・タイランドの日本語放送はいまのところ周波数9940kHzに出ています。
過去にはいろいろな周波数を使っていましたが、とりあえずは「今」を記録しておくため、
わが家の敷地事情から傾斜ダイポールアンテナを作ることにしました。


MMANA 傾斜DP 31mB 9700kHz
【MMANAでのシミュレーション】
 釣りはフナに始まりフナに終わるでもないのですが、アンテナとしてももっとも基本的な
スタイルのダイポールですから、えいやーっと作っても良かったのですが、傾斜させた
ときのインピーダンスなどわからないことがあったので念のためMMANAでシミュレーション
してみることにしました。

 解析によれば全長15.14mのとき、周波数9700kHzあたりに共振して、そのインピーダンスは
100Ω弱となりました。せっかくアンテナを作るのに何もタイ専用にするほど偏執でも
ないので、31mbの中ほど狙いということにしたわけです。


DP for 31mB(2)
【調整用の給電部】
 ありあわせの材料を使って、調整用の給電部を作ってみました。
主要な部分はターミナル付きのBNCコネクタです。1日で完成できるものでもないし、
その間に雨も降るかも知れないので、簡易な防水構造にしてあります。

 アンテナエレメントはサガ電子のPESUS-22(PE+SUSハイブリッド型
ワイヤー 22m巻)です。現在はメーカーで廃番になっていると思いますが、
これの買い置き品がありましたのでこれを使いました。
同軸ケーブルは1.5D-2Vを10m使って調整しました。そのため測定値の精度が
イマイチ不正確かも知れませんが、完成後の利用もありましたので。


DP for 31mB(3) DP for 31mB(4)
【アンテナアナライザで測定】
 何度かのカットアンドトライ(切断ミスもあり)の末のアナライザ画面です。
周波数9730kHzあたりで、SWRの底となり、そのときの測定値が1:1.4くらいと
表示されています。周波数を少し動かしてしまいましたが、全体の詳細データを
見ると、9780kHzでSWR1:1.20、インピーダンス87Ωとなりました。


DP for 31mB(5)
【給電部の製作】
 実験用の給電部のまま使っても全然問題なかったばかりか、従来からの
YouLoopの部材使いまわしのラージループ(これをREIWA LOOPというらしい)よりも
SDR#でのSNRが10dBほど良くなっていたのでそのまま使っても良かったのですが、
実験用のターミナルといい加減な防水ケースですので、やはりこれ用に作ることに
しました。

 黒いプラケースは、これも買い置き品のタカチのSW-65で、そのほかターミナル、
BNCコネクタもすべて自分のストックから探し出しました。物持ちがよいのか、
呆れるばかりの在庫量です。今回は平衡-不平衡の変換は省略して
代わりに50Ω:100Ωのトランスを作りました。前述のように直結で何ら問題なく
動作していましたのであらためてトランスを作る必要も無かったのですが、
ケースの中に丁度そのスペースを想定していたので、まあなんちゃってトランス
ですが入れてみました。ケースは黒いプラケースと、外側のタッパーの二重構造です。
これはBNCコネクタ部の防水シール加工をしたくなかったからで、それ以上の
まともな理由はございません。

つっこみどころ満載なので、このあたりでお茶を濁しつつトンズラします。
 
[ 2021/01/04 17:20 ] アンテナ | TB(0) | CM(0)

バチカン放送 2020 X'mas 特番

海外放送受信の情報源にさせていただいている、radio_no_koeのブログ で、
バチカン放送のクリスマス特番のご案内が出ていたので、懐かしい放送局の
局名にひかれて受信をしてみました。
radio_no_koe さん、情報をありがとうございました。

---引用です
Vatican News (旧バチカン放送局)はクリスマス特番を次の日程で放送する。
クリスマス・イブ/パラッツォピオの教会より中継
2020/12/25 0100-0145
中国語、アジア向け6105、7335kHz
---

時間が時間なので、SDRのおまかせ録音をセットして私はベッドの中へ。
翌日帯域記録を再生して無事に録れていることを確認しました。



アジア向け中国語特番のうち7335kHzのSDR#のキャプチャです。
アレンジは違っていますが、むかし日本語放送で聞いたインターバルシシグナルと
同じものですね。とても懐かしい思いにひたれました。
6105kHzのほうが強く入っていましたが、インターバルシシグナルが何回も聞かれ
なかったので、上記の7335kHzを保存版にしました。


---引用です
サンピエトロ寺院からのクリスマス・イブ礼拝
2020/12/25 0325-0515
CH1 アラビア語、中東向け 7230kHz
CH2 中国語、アジア向け 5970kHz
CH7 フランス語、アフリカ向け 7305kHz
CH9 英語、アフリカ向け 6080kHz
---



この時間のアジア向け中国語放送は5970kHzでした。
途中で何度も「スンター、スンター」と聞こえているのは、もしかしたらサンタ、サンタと
言っているのでしょうか?

---引用
教皇からのクリスマスメッセージ "Urbi et Orbi"
2020/12/25 1955-2030
CH1 ポルトガル語、欧州アフリカ向け 17805kHz
CH2 フランス語、アフリカ向け 17825kHz
CH3 アラビア語、中東向け 15595kHz
CH9 英語、アフリカ向け 15575kHz
---
こちらはちょっと無理っぽかったですね。
信号は見えていましたが、音はアップするようなシロモノにはなって
いませんでした。

[ 2020/12/26 11:24 ] BCL | TB(0) | CM(0)
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